試し読みはこちら雨は五分後にやんで 異人と同人II
浅生 鴨/今泉力哉/大平虹綺/岡本真帆/小野美由紀/河野虎太郎/古賀史健/ゴトウマサフミ/今野良介/スイスイ/高橋久美子/田中泰延/ちえむ/永田泰大/野口桃花/幡野広志/山下 哲/山田英季/山本隆博/よなかくん
Ame wa gohungo ni yande (Ijin to dojin II)
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浅生鴨責任編集による同人誌の第二弾。
浅生鴨による責任編集の下、「『五分』という単語を作品中に使うこと」だけを条件に、各分野の書き手19人が自由に書いた文芸アンソロジー集の文庫版。小説、エッセイ、漫画、イラスト、インタビュー、パズルなど、文芸同人誌の枠を超えた幅広いジャンルの作品を多数掲載。
著者プロフィール
浅生 鴨(あそう かも)
1971年、神戸市生まれ。作家、広告プランナー。2013年に「群像」で発表した初の短編小説「エビくん」が内外の注目を集め、日本文藝家協会編『文学2014』に収録された。著書に『中の人などいない』『アグニオン』『二・二六 — HUMAN LOST 人間失格 —』(いずれも新潮社)、『猫たちの色メガネ』(KADOKAWA)、『どこでもない場所』(左右社)、『雑文御免』『うっかり失敬』(ともにネコノス)、『面白い!を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。』(大和出版)など。『伴走者』(講談社)が第35回織田作之助賞候補となった。
今泉力哉(いまいずみ りきや)
映画監督。1981年、福島県生まれ。2010年『たまの映画』で映画監督デビュー。2作目の『終わってる』から一貫して恋愛映画をつくり続ける。代表作に『こっぴどい猫』『サッドティー』『退屈な日々にさようならを』『愛がなんだ』など。2020年、『mellow』『his』『街の上で』を公開。『街の上で』をつくれたことで少しだけ満足してしまっている。
岡本真帆(おかもと まほ)
1989年生まれ。2015年頃から短歌をつくりはじめる。2017年の1年間、丸山るいとのユニット「村を燃やす」で短歌を発表。未来短歌会所属。
小野美由紀(おの みゆき)
文筆家。1985年生まれ。創作文章ワークショップ「身体を使って書くクリエイティブ・ライティング講座」主宰。著書に『路地裏のウォンビン』(U-NEXT)、『傷口から人生。〜メンヘラが就活して失敗したら生きるのがおもしろくなった』(幻冬舎)、『人生に疲れたらスペイン巡礼~飲み、食べ、歩く800キロの旅~』(光文社)、『ひかりのりゅう』(絵本塾出版)、『メゾン刻の湯』(ポプラ社)、『ピュア』(早川書房)ほか。
河野虎太郎(こうの こたろう)
放送作家。人が喋る言葉を書く仕事を20年余。テレビのニュース・情報番組やラジオの音楽番組などを担当。ラジオ番組では喋る係も営むなど、放送が関わる物事に節操なく関与。放送史の研究、関連書籍の執筆も。最近手がけた本は『必聴ラジオ100』(三才ブックス)。今回、気の迷いからか初めて小説を書いてしまう。
古賀史健(こが ふみたけ)
1973年、福岡県生まれ。ライター、株式会社バトンズ代表。『取材・執筆・推敲』『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(共著・岸見一郎)、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』ほか著書多数。2014年「ビジネス書大賞・審査員特別賞」受賞。構成に幡野広志さんの思いをまとめた『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)など。
ゴトウマサフミ
熊本在住。漫画家&イラストレーター。Eテレアニメ「くつだる。」原作担当。 「ほぼ日」のイヌネコアプリ「ドコノコ」にてマンガ「ドコノコノコト」連載中。
今野良介(こんの りょうすけ)
1984年、東京生まれ。編集者。担当作に『会って、話すこと。』『読みたいことを、書けばいい。』『お金のむこうに人がいる』『会計の地図』『最新医学で一番正しいアトピーの治し方』『子どもが幸せになることば』(すべてダイヤモンド社)など。二女の父。好きな歌手はaiko。
スイスイ
1985年、名古屋生まれ。エッセイスト。cakesコンテストをきっかけにデビュー。著書に『すべての女子はメンヘラである』(飛鳥新社)。とにかく元彼が好き。
高橋久美子(たかはし くみこ)
作家・詩人・作詞家。1982年、愛媛県生まれ。音楽活動を経て文筆家に。主な著書に、小説集『ぐるり』(筑摩書房)、エッセイ集『旅を栖とす』(KADOKAWA)、『いっぴき』(筑摩書房)、詩画集『今夜 凶暴だから わたし』(ちいさいミシマ社)、絵本『あしたが きらいな うさぎ』(マイクロマガジン社)など。アーティストへの歌詞提供も多数。公式HP「んふふのふ」。
田中泰延(たなか ひろのぶ)
1969年、大阪生まれ。ライター、コピーライター、青年失業家、写真者として多忙な日々を送る。レンズメーカーSIGMAのウェブマガジンSEINにて「フォトヒロノブ」連載中。著書に『会って、話すこと。』『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)
永田泰大(ながた やすひろ)
1968年生まれ。ほぼ日刊イトイ新聞乗組員。さまざまなコンテンツを制作。イベントの企画や書籍制作も手がける。最近手がけた書籍は『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日)
野口桃花(のぐち ももか)
高知生まれ。普通のOL。旅行と美味しい物が好き。くだもの狩りで苺百個食べた女。怪獣飼育中。
幡野広志(はたの ひろし)
1983年、東京生まれ。写真家。2010年から広告写真家・高崎勉氏に師事、「海上遺跡」で「Nikon Juna21」受賞。作品集『写真集』(ほぼ日)。『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP研究所)、『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)、『なんで僕に聞くんだろう。』『他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。#なんで僕に聞くんだろう。』(幻冬舎)
山下 哲(やました さとし)
1962年生まれ。ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」、企画・編集。学生時代より演劇を続けながら、フリーライターとして約20年活動。雑誌などで膨大な数のクロスワードパズルを作成し、生活の糧としていた。44歳で東京糸井重里事務所(現・株式会社ほぼ日)に初就職。現在に至る。
山本隆博(@SHARP_JP)
フォロワー50万を超える、家電メーカー・シャープの公式ツイッター運営者。時にゆるいと称されるツイートで、ニュースやまとめ記事になることが日常に。企業コミュニケーションと広告の新しいあり方を模索しながら、日々ツイッター上でユーザーと交流を続けている。漫画家コミュニティ「コミチ」で連載も。
よなかくん
1995年生まれ。文芸サークル「よるのさかな」ポンコツ主宰。気配を消すのが得意。戻し方は知らない。
ちえむ
兵庫県在住。在宅仕事をしながらイラスト、漫画を描く兼業漫画家。コミチにて「スパダリにゃんこ」連載中。2021年6月Kindle発刊『ツナとガリ』に寄稿。
山田英季(やまだ ひですえ)
1982年生まれ。料理家。POLAのオウンドメディア『MIRAIBI』にて「旅する料理人とおいしい話」連載中。著書に『にんじん、たまねぎ、じゃがいもレシピ』(光文社)、『かけ焼きおかず かけて焼くだけ! 至極カンタン! アツアツ「オーブン旨レシピ」』(グラフィック社)など。
大平虹綺(おおひら にき)
1996年、東京生まれ。犬と絵本が大好きなデザイナー。
ISBN:978-4-910710-00-6
価格:1,800円(+税)
版型:文庫判
仕様:並製
ページ数:408
装幀:ネコノス
装画:大平虹綺
刊行日:2021年12月17日