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かめたいむ - シリーズ百字劇場4

北野勇作

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北野勇作によるマイクロノベル「シリーズ百字劇場」第四弾には亀が大集合。
カバーイラスト・和田ラヂヲ、解説・長嶋有
”読み始めたら、遅くなる。”
亀は亀として生物の時間を歩みながら、ときに人の時間を横切り、ときに世界の流れを止め、気づけば私たちを映す鏡になっている、のかも。

飛行機雲のまっすぐさのために飛行機がある。夏の暑さを熱の流れと思う。コペルニクス的転回という言葉があるが、このシリーズの100字内でしばしばみられる転回は独自に「キタノ的」と呼びたくなる簡潔さ、心地よさがある。その心地よさは、たとえば亀をたゆまず飽かずにみていられる、感じていられる北野さんだけの胆力で生み出されているのだ。(解説より)

著者のライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は5000を超える。膨大な作品群から選り抜かれた200篇のショートショートを本作に収録。シリーズ百字劇場として、SFとして括られるタイプの作品を集めた『ありふれた金庫』、タヌキが登場する作品を集めた『納戸のスナイパー』、猫が登場する作品を集めた『ねこラジオ』の3作に続き、第4弾は「亀」が登場!
天使が登場する第5弾も同時刊行。
また、著者自身による全作品解説ページへのリンクをカバー袖のQRコードにてご案内。

著者プロフィール

北野勇作  (キタノユウサク) 

1962年、兵庫県生まれ。
1992年、デビュー作『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞、『天動説』で第1回桂雀三郎新作落語〈やぐら杯〉最優秀賞を受賞。2001年には『かめくん』で第22回日本SF大賞を受賞。『どーなつ』『北野勇作どうぶつ図鑑』『どろんころんど』『きつねのつき』『カメリ』『レイコちゃんと蒲鉾工場』『クラゲの海に浮かぶ舟』ほか著書多数。
ライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は5000を超える。

  • ISBN:978-4-910710-13-6
  • 価格:1,100円(+税)
  • 版型:文庫判
  • ページ数:208
  • 刊行日:2024年8月24日
  • カバーイラスト:和田ラヂヲ
  • ブックデザイン:清水肇(prigraphics)


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