マイクロノベルノベルの名手・北野勇作による「シリーズ百字劇場」。第五弾は天使たちによる静かで不思議な供宴を。
カバーイラスト・和田ラヂヲ、解説・サリngROCK。
”読み始めたら、そこにいる。”
たった百文字で描かれる小さな物語は、やがて重なり、響き合い、大きな世界のうねりを創り始める。
「不思議」は日常と一緒にある。私は、そうだったらいいなあと思いながら生きている。北野さんは、いいなあとかじゃなく、「そう」でしょ。って言ってのける。その力強さに心を揺さぶられて、北野さんの百字を読んでいると、たまに泣いてしまう。(中略)不思議は、きっと、いろんなところに現れる。でも多分、どこにでも現れるわけじゃない。多分不思議は、不思議を見つけるその人が、その不思議を納得できるところに現れる。(解説より)
著者のライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は5000を超える。膨大な作品群から選り抜かれた200篇のショートショートを本作に収録。シリーズ百字劇場として、SFとして括られるタイプの作品を集めた『ありふれた金庫』、タヌキが登場する作品を集めた『納戸のスナイパー』、猫が登場する作品を集めた『ねこラジオ』の3作に続き、第4弾『かめたいむ』には「亀」、そして本作第5弾には「天使」が登場!
また、著者自身による全作品解説ページへのリンクをカバー袖のQRコードにてご案内。
Share